きんせん

きんせん
I
きんせん【京銭】
明代に南京付近で鋳造された私鋳銭。 また, それを摸して日本で鋳造され, 中世末期から近世初期にかけて, 通用した劣悪な銅銭。 悪銭として嫌われた。 南京銭。
II
きんせん【欽羨】
〔「欽」は敬うの意〕
尊敬しつつうらやましく思うこと。

「頻に日本人種の独り東洋に雄飛するを~せり/浮城物語(竜渓)」

III
きんせん【琴線】
(1)琴に張ってある糸。
(2)外界の事物に触れてさまざまな思いを引き起こす心の動きを琴の糸にたとえた語。

「心の~に触れる」

IV
きんせん【近浅】
卑近で浅い・こと(さま)。

「意見~なれば議論も亦~なり/文明論之概略(諭吉)」

V
きんせん【金仙】
〔仏〕 仏陀の別称。 ほとけ。
VI
きんせん【金扇】
地紙に金箔(キンパク)をおいた扇。
VII
きんせん【金線】
金色の線。 金すじ。
VIII
きんせん【金銭】
(1)おかね。 貨幣。 ぜに。

「~に淡白だ」「~上の問題」

(2)金で鋳造した銭。 760年(天平宝字4)鋳造の開基勝宝が日本最初のものとされている。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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